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終末の歌

衝動に駆られるままにまだまだエンドレスエイトするのかっていうエンドレスエイトのはなし。
アニメ15498回目のいっこ前、15497回目でできちゃってる古キョンです。
やまなしおちなしいみなしこのうえなし。


何をもってして異常とするのかはわからん。
そもそもこの事態からして異常なわけなのである。
終わらない夏休みだという。いままでに何万回、何百年と繰り返されてきたエンドレスサマーだという。
俺自身の記憶の中では、確かに時間は前へとしか、夏の終わり、九月へ向かっての一方へとしか、進んでいないはずなのに。
時間は不可逆だと誰が言っただろう。
そうだ、時間は巻き戻らない。
だからもしも何かが巻き戻るのだとしたら――それは俺たちで、そしてこの、世界のすべてだった。

「なにを考えてるんですか」
「べつ、……に?」
「嘘付きですね」
「っ」
ぎゅう、と抱き寄せられる。
古泉の部屋、古泉のベッド。
そこで、いまではもはや当たり前のように享受できる古泉の想い。受け入れたのは確か、この二週間の始まりの日のことだった。
今日が何日かなんて考えたくもないけれど。
八月三十一日。
午後十一時、五十……七分。
「いろいろなことをしましたねえ」
「……」
「花火大会、アルバイト、蝉取り……天体観測も、しました」
「……」
「バッティングセンターにも行った、ああ、カラオケにも行きましたね。初日はプールでした。暑くて暑くて、だけど……楽しかったですね」
「……」
何を返せというのか。
いやたぶん、古泉は何にも求めてなんていなくて、だから俺は、こうして古泉の腕の中で、その一瞬を迎えるのがきっと、一番、望ましいことなんだろう。でも。
「夜中のコンビニ」
「……!」
口にすれば、古泉がはっと息をのんだのが判った。
「アイスが食べたかった、安いDVDが見たくなった、コーラが飲みたくなった、菓子パンが食いたくなった、……お前に、会いたくなった」
だから、俺はコンビニに行った。
俺たちはコンビニに行った。
昼間はハルヒ達と騒ぐのに忙しくて、そんな日々の中で俺たちはただ、ふたりで、コンビニに、行ったのだ。
「……行きましたね」
「行ったよ」
「あなたは下着を履かなかったりしましたね」
「うっせえばか」
「はは」
暑くて暑くて今すぐ炭酸が飲みたい、なんて、床に散らばったTシャツとジーンズを拾って身につけて買いに出た。
黒歴史この上ない。余程俺たちは熱に浮かされていたことと思う。
「……なあ」
「はい」
「好きだ」
「……はい」
僕も、好きです。
耳元でそんなふうに囁くから、くすぐったくて身を捩る。身を捩って、飛び込んできた古泉のあまったるい顔に妙に満足して、その唇が、
じゃあ僕のことが、好きだってことを覚えていたら、あなた、次のシークエンスではずっとずうっと下着を履かないでいてくださいね、なんて、最後の最後にばかばかしい提案をするから。
俺が、俺たちが大切に拾ってきた想いが、つないだ両手に貯めこんできた秘密が全部時に奪われてしまう前に。
ただ眼をつむって、俺はそっと、古泉の全部に口づけた。




15498回目のローライズはノーパンだったんじゃないかという話が出たので。
ということでお察しの通り、ギャグでした。


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